京都大学原子炉実験所准教授の小出裕章氏の著書です。福島原発事故から3年経過した今でも原子炉のコントロールはできていない。現在も、福島第一原子力発電所からの汚染水の漏洩は続いている。海に流されているから希釈されているにすぎない。作業員の被爆の代償にお潜水との闘いは現在も続いている。
日本政府は、SPEEDIも持ちながら、その情報を隠し、一律に原子力発電所からの距離で線引きして避難指示を出しました。 そのため特に大変な被害を被ったのが、飯館村の人たちでした。飯館村は、北西に延びる、猛烈に汚染されたエリアの先っぽにあります。半径30キロメートルから外れたところです。そのため、原発事故から数ヶ月も経ってから、「大変な量の放射能に汚染されていて、もう住めないから出ていけ」と、突然言われてしまいました。
日本の政府というのは、守るのが無理だとなると、自分が決めた法律の一切を反故にしてしまうのです。そうしたことも含めてこの福島の事故については、ここまできて、なぜその罪を裁けないのかと私は思いますし、絶対にこの事故を起こした責任のある人たちを処罰していかなければならないと思います。
要するに国は、国民のことよりも、東電を救済することばかりを考えているのです。
原発ゼロ (幻冬舎ルネッサンス新書 こ-3-3) 価格:¥ 926(税込) 発売日:2014-02-20 |
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