「時代によって求められるリーダー像は異なってくる」というのが究極の答えである。これは組織においても言える。ベンチャー企業、中小企業、大企業にそれぞれ必要とされるリーダーは違うであろう。もちろんマネジメントの型も異なってくると思われる。それぞれの組織の時間軸に応じてリーダーシップを変えられるリーダーはそうそういないのだから、時期が来たら選手交替すべきであろう。老害とならないためである。青春小説と評される司馬氏の「竜馬がゆく」で「おのおの、その志のままに生きよ」と語る竜馬の度量が素晴らしいと思う。 司馬遼太郎 リーダーの条件 (文春新書) | |
磯田 道史 半藤 一利 鴨下 信一他 おすすめ平均 司馬氏が好きな人物 「足るを知っている」こと Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2010年08月
電子書籍の衝撃
キンドルやアイパッドなどの電子書籍ツールと出版業界の未来を語ってくれるおすすめの一冊である。佐々木氏は、出版がセルフパブリッシングの時代となり、出版業界が忘れた出版文化が復活することを期待している感がある。音楽がそうであったように、本も個人から個人へ何かを伝えるものになるのだろう。書籍もありとあらゆるものが検索できるようになると過去の無名作家の新作がニッチなところで脚光を浴びることもあるかもしれない。 電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書) | |
佐々木 俊尚 おすすめ平均 電子書籍について一通り知るならこの本! 210円相当 出版業界の人には耳の痛い話ばかりだけど、なるほどなって思うところも多いです 出版業界の人、必見な1冊 出版業界が破壊した出版文化を電子書籍が再生する…かな Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階
かつて企業の寿命は30年と言われていたが、リーマンショック以降一瞬で消えていった企業も多い。山一證券も現場の支店長が知らないうちに倒産してしまった。本書は大企業が衰退して消えて行く段階を説明し、経営者に早く気づけと警鐘を鳴らしているようである。主要なポストに適切な人材を配置できるか。企業文化を維持できるか。第5水準のリーダーシップを発揮できるかが鍵なのではないだろうか。そして、「成功とは、倒れても倒れても起き上がる動きを果てしなく続けることである。」とコリンズ氏はいう。 ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階 | |
ジェームズ・C・コリンズ(James C. Collins) 山岡 洋一 おすすめ平均 常に自己否定、自己顕示欲をすて謙虚になれ! ジェームズ・c・コリンズの著書の中で一番読むべき書では? たとえ話は問題を解決しない。 失敗は身につまされる Amazonで詳しく見る by G-Tools |